時価総額500億円の壁

 
 
 
東証1部上場企業が問われている。
東証1部上場基準のボーダーラインが時価総額500億円となると、7割の東証一部企業が除外される。
 
これまで250社を超える上場企業の時価総額向上を実現してきた経験から、時価総額500億円を超える企業の特徴を3つ挙げる。
 
 
1)将来性があると信じられているか?
 
株価とは、投資家による「企業の将来への期待値」である。 
投資家が「将来成長する企業である」と信じて株を購入するから、株価が上がる。
株価が上がらない企業あるいは株価が下落する企業は、投資家から「将来性を期待されていない」と言える。
利益に関係なく「将来性のある企業」と投資家から信じられている企業の株価は必ず上がる。
 
「業績が上がれば、自ずと株価は上がるものだ」と勘違いしている経営者が多い。
業績を右肩上がりにあげることは、投資家から信頼される為には重要な要素ではある。
しかし業績はあくまで過去の実績であり、将来性ではない。
企業は投資家に対し、自社の将来性(成長性)を信じさせる様々な努力をしなければ、決して投資家から選ばれることはなく、投資対象にはなり得ない。
 
自社の将来性、つまり「自社の将来像」を明確化し、「将来像」を投資家に信じさせる為の努力が必要となる。
事業経営をしていると予想外の環境変化はつきもので、業績が毎年毎年右肩上がりに上がるものではない。
良い時もあれば悪い時もある。
しかし、業績に関わらず、将来性を期待されている企業の株価は上がる。
 
時価総額500億円を超える企業の特徴の一つ目は、「将来性(成長性)を明確に信じさせることができている」ということである。
 
 
2)圧倒的なコアコンピタンスがあるか?
 
コアコンピタンスとは企業の商品力、サービス力だけを指してはいけない。総合的な企業力が圧倒的なコアコンピタンスの源泉であるからだ。
自社の商品、サービスはそもそも市場規模が小さいニッチマーケットだから、売上、利益は小さく、時価総額もこれぐらいが限度だと、決めつけている企業がいるが、市場規模や売上、利益が企業価値ではない。
取引先、消費者にとって圧倒的に魅力があり、必要不可欠な商品やサービスを提供しているのであれば、その企業の存在価値=真の企業価値は高く、株価は高くつく。
ビジネスは競争であり、絶えずライバル(競合他社)が存在し、マーケットの奪い合いをしている。
企業が軸足を置くマーケットにおいて、「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの企業力」、「競合他社に真似できない核となる企業力」があると投資家が信じている企業の時価総額は高い。
継続的に競争に打ち勝つ体力、持久力も必要だ。
 
時価総額500億円を超える企業の特徴の二つ目は、「圧倒的なコアコンピタンス(企業力)がある」ということである。
 
  
3)投資家に刺さる継続的な発信をしているか?
 
時価総額の高い企業は発信力も高い。
C&Aは、投資家への発信をIRマーケティングMIXと呼んでいる。
IRマーケティングMIX戦略は、企業の置かれている状況で刻々と変わる。
単純に発信頻度を増やせば良いというものではない。
投資家に刺さる効果的な発信内容でなくてはいけない。
ここで一番重要なことは、「企業の何を、どう伝えるか」である。
次に、「どの投資家層に対し、どのような手法で伝えるか」である。
株の購入を検討している投資家に、企業の情報が刺さり、その企業の株を買ってくれなければ意味がない。
また、非効率で継続性のない発信では、投資家は株を買ってくれない。
「自分が買った後に、この株価が上がる」と思われなければ、株を買ってもらえいな点が、商品やサービスのマーケティングと違うところである。
 
時価総額500億円を超える企業の特徴の三つ目は、「投資家に刺さる継続的な発信力がある」ということである。 
 
 
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C&A
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